辛抱しているところにチャンスが来る。
〈意地〉が敗者を復活さ芸バネであり、〈夢〉がカウントナインで立ちあがらせる原動力になります。
サラリーマン社会にもうエントロピーの法則が浸透し、平準化が増大している時代だけに、わずかに残された意地と夢だけは大事にしたいものです。
『論語』のなかに〈随規乱る〉という言葉があります。
昔の中国には法規に二種類あって、一つは〈清規〉であり、もう一つは〈随規〉であった。
清規というのはわれわれがふつうに考える法律とか規則など表向きのルールをさす。
もう一方の随規は、仲間うちの内規、不文律、掟、しきたり、慣習、あるいは常識みたいなもので、いわばアングラの了解事項です。
表のルール、すなわち清規にたいする裏の規範になります。
たとえば刑法でも懲役の判決に執行猶予がつくとか、情状酌量されるなど裁量の幅があり、実際の法体系では判例のかたちで積み重ねられています。
裁判官は判決を行うとき、まず刑法のルール(清規)に則って量刑をきめ、その後判例に照らして、情状酌量しながら刑を決めていく。
この裁量基準が随規です。