爆発をバネにして男の社会をとりもどす。
それが男の夢でなければなりません。
「いまにみろ、ナレの時代がやってくる」男には意地と夢が必要です。
私の就職時代、大学をでた昭和25、6年頃には、三井鉱山とか大日本紡績が花形だった。
トップクラスしか入社できなかった。
入社した連中は天下をとったように有頂天であり、入れなかった連中は人生にたいする夢も希望もなくなったように東通工(のちのソニー)や協和交易(三菱商事)にグレードダウンした。
ところがその数年後、花形産業と新興会社の地位は逆転してしまった。
これほどのみごとな逆転は歴史上もそうなかろうが、この時代に生きたサラリーマンは学校時代に習った〈有為転変〉とか〈人間万事塞翁が馬〉などという運の領域をいやというほど体験させられた。
この貴重な経験と自信が、夢と意地をつないでくれたのです。